害鳥・害獣まめ知識

熊(クマ)とは

熊(クマ)の特徴

熊は、食肉目クマ科の総称。日本に生息するのは、主に、ツキノワグマとヒグマである。主に、山岳地帯や森林に生息する。秋期に豊富な栄養を摂って冬期に冬ごもりを行う。冬眠中の熊(クマ)は体温が下がり、呼吸数や心拍数が減るとともに、餌や水を口にしなくなるだけでなく、排泄や排尿も見られなくなる。成獣の雌(メス)は、7~8ヶ月の妊娠期間を経て、約1~4子(平均で約2子)を出産し、冬ごもり中に幼獣を産む。

  1. 優れた犬の7倍もの嗅覚(鼻)を持つ。視覚(目)や聴覚(耳)は特に優れてはいないが、嗅覚(鼻)は鋭い。
  2. 指趾は5本で、それぞれに長く湾曲した出し入れできない鉤爪がある。この爪は物を引き裂いたり掘り起こすのに適している。木登りや穴掘りに優れた形状をしている。
  3. 主に植物食傾向の強い雑食性だが、ヒグマは、鮭(サケ)を好み動物食傾向が強い。

熊(クマ)による被害

  1. 冬ごもりのための食料を獲る時期の秋口を中心に、熊(クマ)が人里へ下りて、農作物を食い荒らすなどの被害(米、トウモロコシ、ムギ、スイカ、ニンジン、モモ、リンゴ、ナシなどの農作物が被害に遭うことが多い)。
  2. 山林被害。
  3. 人身被害(主に山岳地帯や森林に生息するが、昨今の森林開発により、人家に現れる報告例が後を絶たない。一度、人間の肉の味を覚えた熊(クマ)は、今度は人間そのものを「餌(えさ)」と見なし、手当たり次第、人間を襲うようになる。クマ狩りをすると、北海道のヒグマなどは気配を消し待ち伏せすることもあるので、注意が必要である。)

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